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まんざん
ふりがな文庫
“まんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
満山
75.0%
滿山
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満山
(逆引き)
かれは、
満山
(
まんざん
)
の濡れ紅葉に、眼をこらした。まだ、朝の月もあるほの明りなのに、けさほど、あざらかに、物の見えたことはない。それは、自分を見出したことでもあった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
○
百樹
(
もゝき
)
曰、
余
(
よ
)
仕
(
つかへ
)
に在し時同藩の文学関先生の
話
(
はなし
)
に、
君侯
(
くんこう
)
封内
(
ほうない
)
の(丹波笹山)山に
天然
(
てんねん
)
に
磨
(
ひきうす
)
の
状
(
かたち
)
したる石をつみあげて
柱
(
はしら
)
のやうなるを
並
(
ならべ
)
て
絶壁
(
ぜつへき
)
をなし、
満山
(
まんざん
)
此石ありとかたられき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
まんざん(満山)の例文をもっと
(9作品)
見る
滿山
(逆引き)
寂
(
さび
)
しく
然
(
しか
)
も
高
(
たか
)
らかに、
向
(
むか
)
う
斜
(
なゝめ
)
に
遙
(
はるか
)
ながら、
望
(
のぞ
)
めば
眉
(
まゆ
)
にせまる、
滿山
(
まんざん
)
は
靄
(
もや
)
にして、
其處
(
そこ
)
ばかり
樹立
(
こだち
)
の
房
(
ふつさ
)
りと
黒髮
(
くろかみ
)
を
亂
(
みだ
)
せる
如
(
ごと
)
き、
湯
(
ゆ
)
の
原
(
はら
)
あたり
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
に、すぽい/\、すぽい/\と
唯
(
たゞ
)
一羽
(
いちは
)
鳥
(
とり
)
が
鳴
(
な
)
いた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
まんざん(滿山)の例文をもっと
(3作品)
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