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りきりやう
我に
二六糧からんとならば
二七力量の男どもこそ参りつらめ。你がやうの
二八耄げたる
形してねぶりを
魘ひつるは、
狐狸などのたはむるるにや。
二九何のおぼえたる
術かある。
立去たり此長助は
力量勝れし男故
幸ひに
打勝しとは雖も何共
合點の行かぬ者なり
正しく是も四人の者の
巧み
成べしと
話合ながら長助は
道々お常は清三郎と
譯有る事お
熊は
忠八と
不義の事など
落もなく
語りければ又七は始めてお熊は忠八と
譯有し事を
じやが
先づラクダルさんに
試驗をして
貰はなければならぬ、其上でお前に
怠惰屋になるだけの
眞實の
力倆があると
定れば、
更ためてお前を
彼の人の
弟子にして
貰ふ、
如何だ、これは?