“らうひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浪費66.7%
老婢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生れて人間にんげんの價値をも知らず、宇宙の意味をも考へないで、一生を衣食いしよくため營々えい/\として浪費らうひして了ツたら、其は随分つらいだらうが、たか些々さゝたる肉躰上にくたいじよう苦痛くつうのみなのだから
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
これよりグロモフのいへには、不幸ふかう引續ひきつゞいててセルゲイの葬式さうしきんだ一週間しうかんちゝのグロモフは詐欺さぎと、浪費らうひとのかどもつ裁判さいばんわたされ、もなく監獄かんごく病院びやうゐんでチブスにかゝつて死亡しばうしてしまつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これは阿呆あはうな子で、学校へ行くのが厭だと云つて居るのですと老婢らうひはよく私に教へました。さう云はれます度に私は身慄みぶるひがしました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)