“やうふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
養父100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養父やうふ清左衞門せいざゑもん去歳こぞより何處どこ开處そこからだに申分まうしぶんありてきつとのよしきしが、常日頃つねひごろすこやかのひとなれば、さしてのことはあるまじと醫者いしや指圖さしづなどを申やりて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
幸ひにみせの有金の内五十兩養父やうふかすめ彼小夜衣を根引ねびきかこひ置て自儘に我が家内にもせん者と思ひ居たる心より村井長庵の惡計あくけいかゝ夫而已それのみならず金と引替に長庵より受取置たる證文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
身受なし貴宅へ置とのお話し故貴殿のいはるゝ其意にまかせ五十兩の金とても勿々なか/\に出來兼たれど延引えんいんして居る時は外へ身受に成との事故道ならぬ事とは知りながら養父やうふの金を引出ひきいだし命がけにて其金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)