“ちちおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父親94.3%
実父1.4%
父翁1.4%
親父1.4%
養父1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親(ちちおや)は相当(そうとう)高(たか)い地位(ちい)の大宮人(おおみやびと)で、名(な)は狭間信之(はざまのぶゆき)、母親(ははおや)の名(な)はたしか光代(みつよ)、そして雛子(ひなこ)は夫婦(ふうふ)の仲(なか)の一粒種(ひとつぶだね)のいとし児(こ)だったのでした。
品夫はその実父(ちちおや)を殺した犯人が生きてさえおれば、一生に一度はキットこの村に帰って来るに違い無いと云うのです。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これは弥六といって、与吉の父翁(ちちおや)が年来の友達で、孝行な児(こ)が仕事をしながら、病人を案じて居るのを知って居るから、例として毎日今時分通りがかりにその消息を伝えるのである。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
友人はこれに暗示(ヒント)を得て、脅迫団の名を無断拝借して、親父(ちちおや)を脅迫しようとしたのだ。私は何だか探偵小説で之と似たような事を読んだような気がする。友人もそれから思いついたのかも知れない。
急行十三時間 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
養父(ちちおや)の方が可愛がって片時も離さないとこういう言種(いいぐさ)でね。……父も祖母も、あれに中(あた)られると思うから、相当に待遇するでしょう。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)