“ちゝおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父親93.3%
父翁6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひな父親ちゝおや數衛かずゑつてむらでもきたないので評判ひやうばん髮結かみゆひですとは、まへにもおはなししていたとおもひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
人々は、この父親ちゝおやをとり巻いて、娘の壮烈な行為を褒めそやします。その声が高すぎてはなりません。
けむり(ラヂオ物語) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
これは彌六やろくといつて、與吉よきち父翁ちゝおや年來ねんらい友達ともだちで、孝行かうかう仕事しごとをしながら、病人びやうにんあんじてるのをつてるから、れいとして毎日まいにち今時分いまじぶんとほりがかりにその消息せうそくつたへるのである。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)