“言種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いいぐさ93.3%
いひぐさ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養父ちちおやの方が可愛がって片時も離さないとこういう言種いいぐさでね。……父も祖母も、あれにあたられると思うから、相当に待遇するでしょう。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
然しかやうな言種いいぐさは映画を徒然のなぐさみに読む絵草紙然たるものとしての見解で(私はそのやうな意味でのみ映画を見がちなものですから)
女占師の前にて (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
わたしむねけるほど亭主ていしゆ言葉ことばさはつた。死骸しがいつてる、とつたやうな、やつ言種いひぐさなんとももつ可忌いまはしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)