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むとんちやく
是は
决して
責任を
知らぬ
譯では
無い、
又た
物事に
無頓着な
譯でありません。
唯だ
習慣上の
缺點であらうと
思ひます。
次の時代に生れて来る若いものゝ身の
上を
極めて
無頓着に
訓戒批評する事のできる便利な性質を持つてゐるものだ
勿論書を
讀んで
深く
考へたら、
道に
到達せずにはゐられまい。しかしさうまで
考へないでも、
日々の
務だけは
辨じて
行かれよう。これは
全く
無頓著な
人である。
この
無頓著な
人と、
道を
求める
人との
中間に、
道と
云ふものゝ
存在を
客觀的に
認めてゐて、それに
對して
全く
無頓著だと
云ふわけでもなく、さればと
云つて
自ら
進んで
道を
求めるでもなく