“みづおと”の漢字の書き方と例文
語句割合
水音100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をりをりあいちやんはすこしくはなれていけなかなにかゞ水音みづおとてゝるのをきつけなんだらうかとおもひつゝそばへ/\とおよいできました。はじあいちやんは、それが海象かいざう河馬かばちがひないとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
きはめてせま溝板どぶいたの上を通行の人はたがひに身をなゝめに捻向ねぢむけてちがふ。稽古けいこ三味線しやみせんに人の話声はなしごゑまじつてきこえる。洗物あらひものする水音みづおときこえる。赤い腰巻こしまきすそをまくつた小女こをんな草箒くさばうき溝板どぶいたの上をいてゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
雨樋あまどひからはぽとりぽとりとえに落つる水音みづおと
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)