“まるやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸焼25.0%
丸燒25.0%
丸炙25.0%
全焼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浦賀の土蔵焼ははらわたを出さずにそのまま丸焼まるやきにしたのです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
林檎りんご丸焼まるやき 夏 第百四十一 肉料理
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
一層いつそうあぢかろとり丸燒まるやきなどはなか/\の御馳走ごちさうで、いまわたくしには、世界せかい第一だいいちのホテルで、世界せかい第一だいいち珍味ちんみきようせられたよりも百倍ひやくばいうれしくかんじた。
サア、賓客おきやくさん、もうくらくなりましたぜ、大佐閣下たいさかくかもひどくお待兼まちかねで、それに、夕食ゆふしよく御馳走ごちさう悉皆すつかり出來できて、料理方れうりかた浪三なみざうめが、とり丸燒まるやき黒焦くろこげになるつて、眼玉めだま白黒しろくろにしてますぜ。
しばらく踏んでいると、やがて、粟粒あわつぶのようなものが、鼻へ出来はじめた。云わば毛をむしった小鳥をそっくり丸炙まるやきにしたような形である。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そしてまた都の大相国寺でも、大暴れをやったあげく、近くは二龍山にこもって、梁山泊の賊とともに、青州一城を全焼まるやきにしたという飛報もきている。なんで、奉行のどらずにいようやである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)