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まあたらし
左右を
見定めて、
鍋を
片手に
乗らうとすると、
青森行——二
等室と、
例の
青に
白く
抜いた
札の
他に、
踏壇に
附着いたわきに、一
枚思懸けない
真新い
木札が
掛つて
居る……
南屋の
普請に
懸って居るので、ちょうど与吉の小屋と往来を隔てた
真向うに、小さな普請小屋が、
真新い、
節穴だらけな、薄板で建って居る、
三方が囲ったばかり、編んで繋いだ
縄も見え
南屋の
普請に
懸つて
居るので、ちやうど
與吉の
小屋と
往來を
隔てた
眞向うに、
小さな
普請小屋が、
眞新い、
節穴だらけな、
薄板で
建つて
居る、
三方が
圍つたばかり、
編むで
繋いだ
繩も
見え