“ほうふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捧腹33.3%
報復22.2%
抱腹22.2%
匍匐11.1%
法服11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来、仏者が俗物相手に弁護するところを見るに、実に捧腹ほうふくにたえざることが多い。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
領土なく一城なく、るに大兵や軍需力ぐんじゅりょくがないまでも、あらゆる奇襲きしゅうを以て、尼子の浪人は、その精神をつらぬき、その報復ほうふくを期し、今も毛利家を悩ましている存在だった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田舎いなかの人にも都会の人にも感興を起こさしむるような物語、小さな物語、しかも哀れの深い物語、あるいは抱腹ほうふくするような物語が二つ三つそこらの軒先に隠れていそうに思われるからであろう。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
あだか四肢ししを以て匍匐ほうふくする所の四足獣にくわりたるのおもひなし、悠然いうぜん坦途たんとあゆむが如く、行々山水の絶佳ぜつくわしやうし、或は耶馬渓やまけいおよばざるの佳境かけうぎ、或は妙義山めうぎざんも三舎をくるの険所けんしよ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
そのそばにわたしは法服ほうふくを着て、かつらをかぶった紳士しんしといっしょにならんだ。これがわたしの弁護士べんごしであることを知って、わたしはおどろいた。どうして弁護士ができたろう。