“はひつくば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹲踞75.0%
匍匐25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人あるじは殿様のお通りだと聞いて、その仕事着のまんま、屋根から滑り下りて門外もんそと蹲踞はひつくばつた。少将はじろりと流し目に埃だらけの頭を見た。そして
外には女将が乗りつけて来た男爵お待受けの自動車が、雨上りの道へのつそり匍匐はひつくばつてゐる。二人の男はお茶代をはじいてゐる女将の腹を見透みすかしたやうに、四五銭がとこ顔をゆがめて、一寸笑顔を見せた。