“ふりやみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
降止100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて春をむかへて寒気次第にやはらぎ、その年の暖気だんきにつれて雪も降止ふりやみたる二月のころ水気すゐき地気ちきよりも寒暖かんだんる事はやきものゆゑ
最初さいしよに見出し候者はわたくせがれ甚之助に御座候其仔細そのしさいは同日の夕刻ゆふこく雪も降止ふりやみ候に何となくあやしにほひ致せば近所の者共表へ穿鑿せんさく致し候に何時いつも何事にても人先に出て世話せわいたし候お三ばゞのみ一人相見え申さざれば私しせがれ甚之助不審ふしんに存じかれが家の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
○かくて産後さんご日をてのち、連日れんじつの雪も降止ふりやみ天気おだやかなる日、よめをつとにむかひ、今日けふ親里おやざとゆかんとおもふ、いかにやせんといふ。
(村々持分ンの定あり)二月にいたり雪の降止ふりやみたる頃、農夫のうふら此山にきこりせんとてかたらひあはせ、連日れんじつ食物しよくもつ用意よういしかの山に入り、所を見立てかりに小屋を作り、こゝを寐所ねどころとなし