“ねがほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寢顏80.0%
寐顔20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寢顏ねがほ電燈でんとういとつたものであらう。嬰兒あかんぼかほえなかつた、だけそれだけ、懸念けねんへば懸念けねんなので、工學士こうがくしが——こひすつぽんか、とつたのはこれであるが……
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あの頑是ぐわんぜない太郎たらう寢顏ねがほながめながらいてるほどのこゝろになりましたからは、うでもいさむそばこと出來できませぬ、おやはなくともそだつとひまするし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と枕のはしを指もて音なへど、眠れるにもあらぬ貫一は何の答をも与へず、満枝は起ちてベッドの彼方あなたへ廻り行きて、彼の寐顔ねがほ差覗さしのぞきつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
口あける青き寐顔ねがほ
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)