“ねがお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寐顔40.0%
寝面40.0%
寝顔20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音のしないように気を付けてそのそばすわった彼は、心持くびを延ばして、細君の顔を上からのぞき込んだ。それからそっと手を彼女の寐顔ねがおの上にかざした。彼女は口を閉じていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お君はこう言って、また寝ている人に蒲団をかけ直してやろうとして、思わずその寝面ねがおを見て喫驚びっくりして
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのあぶ羽音はおとを、くともなしにきながら、菊之丞きくのじょう枕頭ちんとうして、じっと寝顔ねがお見入みいっていたのは、お七の着付きつけもあでやかなおせんだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)