“ぬまべり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沼縁66.7%
沼辺33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすると、こゝろきざんで、想像さうざうつくげた……しろ俘虜とりこ模型もけい彫像てうざうが、一団いちだんゆきごとく、沼縁ぬまべりにすらりとつ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
古河の人力車夫にぎ付けられ、沼縁ぬまべりへ持ってって火葬にした事は、わっちゃアく知ってるぜ
ぶんと死骸の腐ったにおいがすると車夫がぎ附け、三十両よこせとゆするから、るかわりに口外するなと云うと、火葬にすると云って、沼縁ぬまべりへ引込んで、よしあしの茂った中で、こっくり火葬にして
死人を沼辺ぬまべりおろして火葬にして沼の中へほうり込んでしまったから、浮上うきあがっても真黒まっくろっけだから、知れる気遣きづかいないが、の様子を知った車夫、生かして置いてはお互いの身の上と
れから車を沼のへりまで引き込み、の荷をおろし、二人で差担さしかつぎにして、沼辺ぬまべり泥濘道ぬかるみみちを踏み分け、よしあし茂るかげえまして、車夫は心得て居りますから、枯枝かれえだなどを掻き集め
二十両に負けてくれべい、だがくせい荷を引張ひっぱってくのは難儀だアから、彼処あすこ沼辺ぬまべりよしかげで、火をけて此の死人しびとを火葬にしてはどうだ、そうして其の骨を沼の中へ打擲ぶっぽり込んでしまえば