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にんげん
それが
前に
言つたように
人間が
多くなるにつれて
木材がいよ/\
多く
必要となり、どんどん
伐るため、
村落に
近い
山の
木はもとより
人間女房の
恋しく
成るほど、
勇気の
衰へる
事はない。それにつけても、それ、その
鞄がいたはしい。
行つた、
又ばしやり、ばしやん。
でもまあ
無事でよかつた。
人間め! もうどれほど
俺達の
仲間を
殺しやがつたか。これを
不倶戴天の
敵とゆはねえで、
何を
言ふんだ。