“ねんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年限66.7%
人間33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、十年の約束の年限ねんげんが過ぎ、金も五十兩とたまりましたが、主人はどうしても私にお暇も下さらず、預けて置いた金も下さいません。
見れば年限ねんげんへだたりて黒染すみにじみの樣なれば人間の血のそみたるとは大にことなりしかば寶澤こそ天一坊に相違なしと三五郎は名主なぬし甚左衞門に向ひ山伏やまぶし感應院の死去せしは病氣びやうきなりしやとたづねけるに甚左衞門病氣は食滯しよくたいうけたまはり候と云然らば其時は醫師いしに見せ候やと聞にさん候當村に清兵衞と申す醫師有てそれに見せ候と答ふ然らば其醫師いし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
面白おもしろえ物を見て暮しますだけ人間ねんげんの徳だと思えやす、ぜつに旦那さまア御当地こちら朽果こちはてたい心は充分えっぱいあります
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「えゝい、人間ねんげん何処どこで何うおんるか分らねえもんだな、畜生彼方あっちけ、己が折を下げてるもんだから跡をいてやアがる、もこ彼方へけ、もこ/\あはゝゝゝ尻尾しりっぽを振って来やアがる」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)