“ながや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長屋75.7%
長家24.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木挽町汐留こびきちょうしおどめ(いまの新橋しんばしのふきん)にある奥平おくだいらやしきにいきますと、鉄砲洲てっぽうず築地つきじ)にあるなかやしきの長屋ながやをかしてくれるということでした。
その時分じぶんちゝきてゐたし、うち都合つがふわるくはなかつたので、抱車夫かゝへしやふ邸内ていない長屋ながやまはして、らくくらしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
近頃は両側へ長家ながやが建ったので昔ほどさみしくはないが、その長家が左右共闃然げきぜんとして空家あきやのように見えるのは余り気持のいいものではない。貧民に活動はつき物である。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これからたくかへつて支度したくをしてうち長家ながやの者も追々おひ/\くやみにる、差配人さはいにん葬式さうしき施主せしゆ出来できたのでおほきに喜び提灯ちやうちんけてやつてまゐ
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)