“なかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中津56.3%
中継18.8%
6.3%
6.3%
仲津6.3%
仲継6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大阪において私共が亡父の不幸で母にしたがって故郷の中津なかつに帰りましたとき、家の普請ふしんをするとか何とか云うに、勝手向かってむき勿論もちろん不如意ふにょいですから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかも、いつない源十郎の意気ごみが二人の胸へもひびいて、与吉は中継なかつぎとしてここにのこり、お藤と源十郎が栄三郎のあとを追うことになった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
また木梨きなしかる太子ひつぎのみこの御名代として、輕部かるべを定め、大后の御名代として、刑部おさかべを定め、大后の弟田井たゐなかつ比賣の御名代として、河部かはべを定めたまひき。
また飛騨ひだでは宿儺すくながそむいて、討ち殺された。天皇が死ぬと、その子のなかつ皇子が反逆をおこしている。
かくて某は即時に伽羅きゃらの本木を買い取り、仲津なかつへ持ち帰り候。伊達家の役人は是非ぜひなく末木を買い取り、仙台へ持ち帰り候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこへ、裏町の——軽輩な家中へ内職の仲継なかつぎをしている老人が、見舞に来て、憤然と
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)