“中継”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかつぎ57.1%
なかつ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冥土めいどに於けるC子の姿は無線遠視テレヴィジョンに撮られて、直ちに中央放送局へ中継なかつぎされる。娑婆ではこれを、警察庁公示こうじ事項じこうのニュースとしてC子の姿を放送する。
十年後のラジオ界 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
此文中道盛信全は蘭軒の生父信階のぶしなの養父信政より、信栄、一時中継なかつぎたりし信階、信美しんびを経て信全に至る、伊沢宗家の当主で、辛亥には六十九歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
馬車がここに着いて、この中継なかつぎの宿屋の門に立っていると、佐々木君も峠を越してちょうどこの村にはいって来た。
黄昏 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
しかも、いつない源十郎の意気ごみが二人の胸へもひびいて、与吉は中継なかつぎとしてここにのこり、お藤と源十郎が栄三郎のあとを追うことになった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)