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なえ/\
ふりがな文庫
“なえ/\”の漢字の書き方と例文
語句
割合
萎々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萎々
(逆引き)
と
胸
(
むね
)
に
氣
(
き
)
を
入
(
い
)
れたやうに
頷
(
うなづ
)
いて
云
(
い
)
つたが、
汽車
(
きしや
)
に
搖
(
ゆ
)
られて
來
(
き
)
た
聊
(
いさゝ
)
かの
疲勞
(
つかれ
)
も
交
(
まじ
)
つて、
山
(
やま
)
の
美
(
うつく
)
しさに
魅
(
み
)
せられて
身
(
み
)
の
萎々
(
なえ/\
)
と
成
(
な
)
つた、
歎息
(
ためいき
)
のやうにも
聞
(
きこ
)
えた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
認
(
みと
)
めたが、
萎々
(
なえ/\
)
として、
兩方
(
りやうはう
)
が
左右
(
さいう
)
から、
一人
(
ひとり
)
は
一方
(
いつぱう
)
の
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うへ
)
へ、
一人
(
ひとり
)
は
一方
(
いつぱう
)
の、おくれ
毛
(
げ
)
も
亂
(
みだ
)
れた
肩
(
かた
)
へ、
袖
(
そで
)
で
面
(
おもて
)
をひたと
蔽
(
おほ
)
うたまゝ、
寄縋
(
よりすが
)
り
抱合
(
いだきあ
)
ふやうに、
俯伏
(
うつぶ
)
しに
成
(
な
)
つて
惱
(
なや
)
ましげである。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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