“どぶろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濁酒74.2%
白馬12.9%
濁醪9.7%
密造酒3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源介という駕籠舁かごかきが、いずれ濁酒どぶろくでも飲んだのであろう、秋だというのに下帯一つ、いいご機嫌で歩いていた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小酒屋めかした野天の腰かけ板へ、濁酒どぶろくと串焼をもらって、その串ザシの肉をくわえて、串をぽんと捨てながら。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いかにかれは零落するとも、都の巷に白馬どぶろくを命として埃芥あくたのように沈澱ちんでんしてしまう人ではなかった。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
白馬どぶろくとは違いますよ、ハハハハハハ』と、自分はふと口をすべらした。
まぼろし (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
つまらぬ事にくよくよせずに、一坏の濁醪どぶろくでも飲め、というのが今の言葉なら、旅人のこの一首はその頃の談話言葉と看做みなしてよかろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
是で酒瓶さかがめから直接に濁醪どぶろくなり稗酒ひえざけなりをんで、寒かったろうに一ぱい引掛けて行くがよいと、特別に骨を折った者をいたわっていたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
酒は悪酔わるよいの地酒 密造酒どぶろく
飢えたる百姓達 (新字新仮名) / 今野大力(著)