“あおうま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白馬42.9%
蒼馬14.3%
青色馬14.3%
青馬14.3%
青黒馬14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白馬あおうま節会せちえであったから、これだけはこの宮へも引かれて来て、女房たちが見物したのである。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
蒼馬あおうまを見たりと云う題をつけて、詩の原稿を持ってゆく。古ぼけた浪人のいるような家だ。電燈が馬鹿にくらい。どんなおばけが出て来るかと思った。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
孔叢子こうそうし』にこの獣甘草かんぞうを食えば必ず蛩々きょうきょうとて青色馬あおうまに似た獣と駏驉きょきょとてのごとき獣とにのこす、二獣、人来るを見れば必ず蹶を負うて走る、これは蹶を愛するでなくて甘草欲しさだ
鹽原夫婦も見送り/\、泣く/\帰りかゝりますと、向うからわい/\という声で大勢たいぜい駈けて来る其の先へ、まっしぐらに駆けて来たのは青馬あおうまで、荒れに荒れてトッ/\と来ます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
風が一そうはげしくなってひのきもまるで青黒馬あおうまのしっぽのよう、ひなげしどもはみな熱病にかかったよう、てんでに何かうわごとを
ひのきとひなげし (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)