“騾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
62.5%
らば37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとそれから、をつないであるアカシヤのしたまで来ると、とたんに、そばの草叢くさむらがガサガサっと動いた。
一週一夜物語 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
perceptual な叙述のもっとも簡便な形式は洋卓テーブル唐机とうづくえのごとしとか、柹は赤茄子のごとしとか、のごとしとか、すべて眼に見、耳に聞き、手に触れ、口に味わい
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
山が帰る間もなく二人の男が五ひきらばを曳いて来た。老婆は山を伴れて粟のある所へいった。それはあなぐらの中に入れてあった。そこで山がおりて量をはかると、老婆は女に収めさせた。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
それは、抵抗のつよいらばをのぞくほか、いそいで河中に追いこんだ水牛六頭以外は、野牛も駱駝らくだも馬も羊も、みな毒蠅のツェツェにたおされたのだ。それからが、文字どおりの難行であった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)