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騾
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ら
ふりがな文庫
“
騾
(
ら
)” の例文
するとそれから、
騾
(
ら
)
をつないであるアカシヤのしたまで来ると、とたんに、そばの
草叢
(
くさむら
)
がガサガサっと動いた。
一週一夜物語
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
perceptual な叙述のもっとも簡便な形式は
洋卓
(
テーブル
)
は
唐机
(
とうづくえ
)
のごとしとか、柹は赤茄子のごとしとか、
驢
(
ろ
)
は
騾
(
ら
)
のごとしとか、すべて眼に見、耳に聞き、手に触れ、口に味わい
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
孔叢子
(
こうそうし
)
』にこの獣
甘草
(
かんぞう
)
を食えば必ず
蛩々
(
きょうきょう
)
とて
青色馬
(
あおうま
)
に似た獣と
駏驉
(
きょきょ
)
とて
騾
(
ら
)
のごとき獣とに
遺
(
のこ
)
す、二獣、人来るを見れば必ず蹶を負うて走る、これは蹶を愛するでなくて甘草欲しさだ
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
車挽きて
騾
(
ら
)
と
驢馬
(
ろば
)
と行くしづかなる夕かげの野に我も在るなり
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
いわく、〈近代
阿蘭陀
(
オランダ
)
の献る遍体黒白虎斑の馬あり、馬職に命じてこれを牧養せしむ、馬職これに乗りこれに載す、ともに尋常の馬に及ばず、ただ美色と
称
(
い
)
うのみ、あるいは曰く
騾
(
ら
)
の族なり云々〉と。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
騾
(
ら
)
と馬と竝び曳き行く荷の車
焼鍋
(
ランチウ
)
ならし
甕
(
かめ
)
高く積む
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
騾
漢検1級
部首:⾺
21画
“騾”を含む語句
騾馬
騾車