“でし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弟子96.9%
1.3%
徒弟0.6%
門人0.6%
門弟0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とねんをおして、四にん弟子でしっていきました。かしらも、もうじっとしておれなくて、仔牛こうしをひきながら、さがしにいきました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
百樹もゝき曰、唐土もろこしにも弘智こうちたる事あり。唐の世の僧義存ぎそんぼつしてのちしかばね函中はこのなかおき、毎月其でしこれをいだし爪髪つめかみのびたるを剪薙はさみきるをつねとす。
別して鹿狩りについてはつの字崎の地理に詳しく犬を使うことが上手じょうずゆえ、われら一同の叔父おじさんたちといえども、素人しろうとの仲間での黒人くろうとながら、この連中に比べては先生と徒弟でしの相違がある
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「今朝江戸へ入ったばかりで、そんな話はいま聞くのが初めてだ、しかし日頃の先生にも、似合わぬ焼死をなさるとは不覚だな、——そして、内門人でしたちは誰も先生に気づかなかったのか」
初午試合討ち (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
けれど、なんといったって、市川宗家つきじほどの役者の、門弟でしになったなあ、あたしの名誉さ。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)