“ぢざうそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地藏尊66.7%
地蔵尊33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過て宇都谷たうげに到れば絶頂ぜつちやう庵室あんしつ地藏尊ぢざうそん境内けいだい西行さいぎやう袈裟掛けさかけ松あり其所のわきへ年の頃五十位と見ゆる旅そうのやつれたるが十歳許りの女の子を引立來り彼のそう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此瀧このたきぎて小一町こいつちやうみちのほとり、やまいは清水しみづしたゝり、三たい地藏尊ぢざうそん安置あんちして、幽徑いうけい磽确げうかくたり。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
地蔵尊ぢざうそんが、まへはうから錫杖しやくぢやういたなりで、うしろつゞいたわたし擦違すれちがつて、だまつてさかはうもどつてかるゝ……と案山子かゝしもぞろ/\と引返ひきかへすんです。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)