“ちよいと”の漢字の書き方と例文
語句割合
一寸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生、らつしやいますか」と大きなる風呂敷包ふろしきづつみを抱へて篠田長二の台所に訪れたるは、五十の阪を越したりとは見ゆれど、ドコやら若々とせる一寸ちよいと品の良き老女なり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そゞろにゆかしく、なつかしく、まなこげて、目前もくぜん端然たんぜんたる松島大佐まつしまたいさおもてながめると、松島大佐まつしまたいさ意味ゐみありに、わたくし武村兵曹たけむらへいそうかほとをくらべたが、れい虎髯大尉こぜんたいゐ一寸ちよいとかほ見合みあはせて
その何だかしきりいやにお成りなされて何処どこへかかう行かうとおつしやる、仕方が御座りませぬでやつとまあ此処をば見つけ出しまして御座ります、御覧下さりませ一寸ちよいとこうお庭も広う御座りますし
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)