“たたら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
多々羅31.6%
蹈鞴26.3%
踏鞴10.5%
乳首5.3%
多々良5.3%
多多良5.3%
多田羅5.3%
5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも御気に入りの近侍きんじの林四門七と、永井大三郎と、石川六四郎と、そうして多々羅たたら半兵衛の四人だった。
十万石の怪談 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
蹈鞴たたらのように狭い峡間を吹き上げて来る、其度毎に烟のような雲がムーッと舞いあがる後から、日光がキラリと映した時には、うそれは雪ではなかった
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
大なる踏鞴たたらというものを作り、それを足で踏んで盛んに炭の火を起こし、金属を鎔解していろいろの器物を造る人ばかりが、山にかまを築いて多量の炭を製するの必要を持っていたゆえである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
腐孩子くされにが! 乳首たたら食いちぎるに」
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
多々良たたら川に海馬かいばが出るそうだ。」
馬妖記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
左馬権介さまごんのすけ結城ゆうき七郎、千葉平兵衛尉ちばへいべえのじょう葛西かさい十郎、筑後ちくご六郎、和田わだ三郎、土肥先二郎どひせんじろう佐原さはら太郎、多多良たたら四郎、長井ながい太郎、宇佐美うさみ三郎、佐佐木小三郎ささきこさぶろう南条平次なんじょうへいじ
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
同 芳賀はが郡市羽村大字多田羅たたら注連図久おしめつく
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)