“ふいごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
吹革50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次いで、普遍的な生活の建てなおしの意気が、彼女の心でも火をおこすふいごうとなった。——九月七日に、動坂から赤坂まで徒歩で帰った。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
石ころの転がる音もしないところへ、巨大なふいごうを吹くような、噴火口の唸りだけが聴える。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
主人あるじの妻、少時待ちたまえ、今沸かしてまいらすべしとて真黒なる鉄瓶に水を汲み入るれば、心長き事かなとあきれて打まもるに、そを火の上に懸るとひとしく、主人吹革ふいごうもてはげしく炭火をあお
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)