“鞴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふいご95.5%
ふいごう2.3%
たたら2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕事はしていないがふいごの囲いには赤い火が燃えさかっていた。そして、一人の女房が焔に背を向けて夜業よなべに布を打っているのだった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
次いで、普遍的な生活の建てなおしの意気が、彼女の心でも火をおこすふいごうとなった。——九月七日に、動坂から赤坂まで徒歩で帰った。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)