ふいごう)” の例文
次いで、普遍的な生活の建てなおしの意気が、彼女の心でも火をおこすふいごうとなった。——九月七日に、動坂から赤坂まで徒歩で帰った。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
石ころの転がる音もしないところへ、巨大なふいごうを吹くような、噴火口の唸りだけが聴える。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)