“鞴祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふいごまつり66.7%
ふいごまつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを供日宮日くにちくにちなどと書く土地もあり、従って意味が広くなって、八日の鞴祭ふいごまつりをカジヤグンチなどという方言さえ出来た。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「だいぶと、おひまのようですね。……鞴祭ふいごまつりの蜜柑がございます、ひとつ召しあがれ」
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
きょうは十一月八日の鞴祭ふいごまつりであることを半七はすぐに覚った。小児の群れのうしろから覗いて見ると、親方は蜜柑を往来へ威勢よくいていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)