“せおい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背負66.7%
脊負33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したることならねど人々ひと/″\へのどく一つに背負せおいたるやうおもひありき、長吉ちようきちすこしはりそこねをはづかしうおもふかして、信如しんによはゞ小言こごとかんとその三四姿すがたせず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
末の弟を、ねんねこ背負せおいして、裏脊戸うらせどあたりにたたずみながら、いろんな本を読むのが好きであった。国語の教科書でも、講談本の賃貸ちんがし本でも、古い婦人雑誌など、かなひろいでよく読んだ。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
依て叺を脊負せおいて袋を前にかけて歩行するも前の如く困苦にて、僅に三十間或は四十間ばかりにて休息するが故に、六七町なるの帰路は一時間余をるに至れり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)