“すゞみだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
涼台50.0%
凉台25.0%
納涼臺25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頂上にのぼり尽きたるは真午まひるの頃かとぞ覚えし、憩所やすみどころ涼台すゞみだいを借り得て、老畸人と共にほしいまゝに睡魔を飽かせ、山鶯うぐひすの声に驚かさるゝまでは天狗とを并べて、象外しやうぐわいに遊ぶの夢に余念なかりき。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
蘿月らげつは女房のおたきに注意されてすぐにも今戸いまどくつもりで格子戸かうしどを出るのであるが、其辺そのへん凉台すゞみだいから声をかけられるがまゝ腰をおろすと、一杯機嫌いつぱいきげん話好はなしずき
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
二時やつさがりに松葉まつばこぼれて、ゆめめて蜻蛉とんぼはねかゞやとき心太ところてんおきなこゑは、いち名劍めいけんひさぐにて、打水うちみづ胡蝶てふ/\おどろく。行水ぎやうずゐはな夕顏ゆふがほ納涼臺すゞみだい縁臺えんだい月見草つきみさう
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)