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すゞみだい
語句 | 割合 |
涼台 | 50.0% |
凉台 | 25.0% |
納涼臺 | 25.0% |
頂上にのぼり尽きたるは
真午の頃かとぞ覚えし、
憩所の
涼台を借り得て、老畸人と共に
縦まゝに睡魔を飽かせ、
山鶯の声に驚かさるゝまでは天狗と
羽を并べて、
象外に遊ぶの夢に余念なかりき。
蘿月は女房のお
滝に注意されてすぐにも
今戸へ
行くつもりで
格子戸を出るのであるが、
其辺の
凉台から声をかけられるがまゝ腰を
下すと、
一杯機嫌の
話好に
二時さがりに
松葉こぼれて、
夢覺めて
蜻蛉の
羽の
輝く
時、
心太賣る
翁の
聲は、
市に
名劍を
鬻ぐに
似て、
打水に
胡蝶驚く。
行水の
花の
夕顏、
納涼臺、
縁臺の
月見草。