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涼台
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すゞみだい
ふりがな文庫
“
涼台
(
すゞみだい
)” の例文
父は翌日また弟に馬の絵を彫つた燈籠を作つてやりました。その夜の
涼台
(
すゞみだい
)
の上には朝顔のとそれが並んで吊されました。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
頂上にのぼり尽きたるは
真午
(
まひる
)
の頃かとぞ覚えし、
憩所
(
やすみどころ
)
の
涼台
(
すゞみだい
)
を借り得て、老畸人と共に
縦
(
ほしい
)
まゝに睡魔を飽かせ、
山鶯
(
うぐひす
)
の声に驚かさるゝまでは天狗と
羽
(
は
)
を并べて、
象外
(
しやうぐわい
)
に遊ぶの夢に余念なかりき。
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
浴衣を着て
涼台
(
すゞみだい
)
へ出ますと、もう
祭提灯
(
まつりちやうちん
)
で街々が明くなつて居ます。私の町内の提灯は、皆
冑
(
かぶと
)
の絵がかいてあるのでした。隣町は大と云ふ字、そのまた隣町は
鳥居
(
とりゐ
)
と
玉垣
(
たまがき
)
の絵だつたと覚えて居ます。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
涼
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“涼”で始まる語句
涼
涼風
涼気
涼傘
涼夜
涼朝
涼炉
涼絹
涼味
涼場