“しよくご”の漢字の書き方と例文
語句割合
食後100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此邊このへん熱帶國ねつたいこくつねとて、年中ねんちうながいので、食後しよくご時間じかんばかりは大佐たいさをはじめ一同いちどう海邊かいへんでゝ戸外運動こぐわいうんどうふけるのである。
わたくし少年せうねんも、今猶いまなほ十數日すうにち以來いらい疲勞つかれかんじてるので、其樣そんな高歩たかあるきする氣遣きづかひはないが、ましてこの注意ちうゐがあつたので、一層いつそうこゝろくばり、食後しよくごは、日記につきいたり、少年せうねん二人ふたり
「あゝくるしかつた」と云ひながら、代助の方を見てわらつた。代助は手をたゝいてみづを取りせ様とした。三千代はだまつて洋卓テーブルうへした。其所そこには代助の食後しよくごうがひをする硝子がらす洋盃コツプがあつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)