“こくせいじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
國清寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みちはなか/\きのふのやうにははかどらない。途中とちゆう午飯ひるめしつて、西にしかたむかつたころ國清寺こくせいじの三もんいた。智者大師ちしやだいし滅後めつごに、ずゐ煬帝やうだいてたとてらである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
なん用事ようじがあつて國清寺こくせいじくかとふと、それには因縁いんねんがある。りよ長安ちやうあん主簿しゆぼ任命にんめいけて、これから任地にんち旅立たびだたうとしたとき生憎あいにくこらへられぬほど頭痛づつうおこつた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
國清寺こくせいじ拾得じつとくまをすものがをります。じつ普賢ふげんでございます。それからてら西にしはうに、寒巖かんがん石窟せきくつがあつて、そこに寒山かんざんまをすものがをります。じつ文殊もんじゆでございます。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)