“こかいまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小掻巻63.6%
小掻卷18.2%
小抱卷9.1%
小抱巻9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日当ひあたりいゝんですけれど、六でふのね、水晶すゐしやうのやうなお部屋へやに、羽二重はぶたへ小掻巻こかいまきけて、えさうにおつてゝ、おいろなんぞ、ゆきとも、たまとも、そりや透通すきとほるやうですよ。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
絹物の小掻卷こかいまきを蹴飛ばして、はだけた毛だらけの胸。
くしとおもへど流石さすが義理ぎりらきものかや、母親はゝおやかげの毒舌どくぜつをかくしてかぜかぬやうに小抱卷こかいまきなにくれとまくらまであてがひて、明日あす支度したくのむしり田作ごまめ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
憎くしと思へどさすがに義理はらき物かや、母親かげの毒舌をかくして風引かぬやうに小抱巻こかいまき何くれとまくらまであてがひて、明日あすの支度のむしり田作ごまめ
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)