“田作”の読み方と例文
読み方割合
ごまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憎くしと思へど流石に義理はらき物かや、母親かげの毒舌をかくして風引かぬやうに小抱卷何くれと枕まで宛がひて、明日の支度のむしり田作ごまめ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私はいつものとおり、道具を竿につけて、静かに竿を上げ下げしたが、その日はどうしたわけか全く駄目で、田作ごまめほどの小鮎が、二、三尾釣れたばかりであった。
想い出 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
多分昆布巻、数の子、田作ごまめという、昔ながらの品々が、膳の上に並んでいたのであろう。
御馳走の話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)