“こがいまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小掻巻78.6%
小掻卷14.3%
小抱卷7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その暗い処に母とお末とが離れ合つて孑然ぽつねんと坐つて居た。戸棚の側には哲が小掻巻こがいまきにくるまつて、小さないびきをかいて居た。
お末の死 (新字旧仮名) / 有島武郎(著)
お粂は布團へもぐり込んだまゝ小掻卷こがいまきに襟を埋めて勝手なことを言ふのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
みちのつよきひとなればむなぐるしさえがたうて、まくら小抱卷こがいまき仮初かりそめにふしたまひしを、小間こまづかひのよねよりほか、えてものあらざりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)