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小掻巻
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こかいまき
ふりがな文庫
“
小掻巻
(
こかいまき
)” の例文
旧字:
小掻卷
泣きくたびれて、いつしかスヤスヤと
転寝
(
うたたね
)
におちたお艶、栄三郎がいれば
小掻巻
(
こかいまき
)
一つでも掛けてやろうものを。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
日当
(
ひあたり
)
は
好
(
いゝ
)
んですけれど、六
畳
(
でふ
)
のね、
水晶
(
すゐしやう
)
のやうなお
部屋
(
へや
)
に、
羽二重
(
はぶたへ
)
の
小掻巻
(
こかいまき
)
を
掛
(
か
)
けて、
消
(
き
)
えさうにお
寝
(
よ
)
つてゝ、お
色
(
いろ
)
なんぞ、
雪
(
ゆき
)
とも、
玉
(
たま
)
とも、そりや
透通
(
すきとほ
)
るやうですよ。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
壜を持ったまま、立って室の四隅へ行って、そこに一二滴ずつ振りかけた。
斯様
(
かよう
)
に打ち興じた後、白地の
浴衣
(
ゆかた
)
に着換えて、新らしい
小掻巻
(
こかいまき
)
の下に
安
(
やすら
)
かな手足を横たえた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
誰かそッと来て、信長のうえへ、
小掻巻
(
こかいまき
)
を掛けて行った。さいと呼ぶ
侍女
(
こしもと
)
であった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あさひは
小掻巻
(
こかいまき
)
をかけ、枕元のきまった場所へ煙草入れと笹飴の鑵を置いた。
虹の橋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
麻の葉染めの
小掻巻
(
こかいまき
)
——
暗がりの乙松
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
見ると、その長火鉢の向こう側に座蒲団が二つならべて、
小掻巻
(
こかいまき
)
が丸めてある。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
“小掻”で始まる語句
小掻卷
小掻捲
小掻