“こうきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孝経30.3%
口供27.3%
小右京12.1%
広狭6.1%
紅頬6.1%
交響3.0%
伉侠3.0%
惶恐3.0%
紅篋3.0%
荒徼3.0%
虹橋3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
益々力を入れて八歳の時には弘道館述義と、詩経しきょうの一部と、易経えききょうの一部を教えて下すったものであるが、孝経こうきょうは、どうしたものか教えて下さらなかった。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その苛責かしゃくが終わったのちに、道人は三人に筆と紙とをあたえて服罪の口供こうきょうを書かせ、更に大きい筆をってみずからその判決を書いた。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記 (新字新仮名) / 瞿佑(著)
「たしか法師は、後家の小右京こうきょうを昔から知っていよう。花は盛りにのみ見るものかは、正直、道誉はいま、乱るる恋に乱れているのだが、どうじゃ、ひとつ仲を取り持ってくれまいか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故に利益の広狭こうきょうより言えば、素より同日の論に非ず、然れども其の人の感情を動かすの深浅より言えば文章遠く演説に及ばず
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
弟は美しい水々しい紅頬こうきょうの少年だった。彼は筒井を好いて、筒井のあとばかりをうて慕った。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
ゆるい和笛わてきにつれて、しょう、ひちりき、和琴わごん交響こうきょうが水のせせらぐごとく鳴りかなでる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巻之一、よだれ先生伝、鼠の芸尽し。巻之二、犬と猿の相撲、鵜の真似する烏。巻之三、佐々良三八、十王の勧進。巻之四、烏勘左衛門、獣の伉侠こうきょう。巻之五、大酒金平 である。
春水と三馬 (新字新仮名) / 桑木厳翼(著)
出ていたので。これは知らなんだ。惶恐こうきょう、惶恐。知らぬこととは申せ、先ほどからの失礼、どうかおゆるし下さい。誤って、みだりに無用な舌の根をうごかし、罪、死にあたいします
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すうか、数か。紅篋こうきょう度牒どちょう袈裟けさ剃刀ていとうああ又何ぞ奇なるや。道士の霊夢、御溝ぎょこう片舟へんしゅうああ又何ぞ奇なるや。われかつ明史みんしを読みて、その奇に驚き、建文帝と共に所謂いわゆるすうなりの語を発せんと欲す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
給事中きゅうじちゅう胡濙こえい内侍ないし朱祥しゅしょうとが、永楽中に荒徼こうきょうを遍歴して数年に及びしは、巻二百九十九に見ゆ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「あの虹橋こうきょうの辺はどうだ」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)