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口供
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こうきょう
ふりがな文庫
“
口供
(
こうきょう
)” の例文
所詮
(
しょせん
)
町奉行の
白州
(
しらす
)
で、表向きの
口供
(
こうきょう
)
を聞いたり、役所の机の上で、
口書
(
くちがき
)
を読んだりする役人の夢にもうかがうことのできぬ境遇である。
高瀬舟
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
その
苛責
(
かしゃく
)
が終わったのちに、道人は三人に筆と紙とをあたえて服罪の
口供
(
こうきょう
)
を書かせ、更に大きい筆を
執
(
と
)
ってみずからその判決を書いた。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
瞿佑
(著)
その
呵責
(
かしゃく
)
が終った後に、道人は三人に筆と紙とをあたえて、服罪の
口供
(
こうきょう
)
を書かせ、さらに大きな筆をとってみずからその判決文を書きました。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その男の面会に来ぬようにして貰った。それから色色な秘密らしい
口供
(
こうきょう
)
をしたり、又わざと矛盾する口供をしたりして、予審を二三週間長引かせた。
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
道人は
先
(
ま
)
ず喬生からその罪を白状さして、それをいちいち書き留めさした。その邪鬼の
口供
(
こうきょう
)
の概略をあげてみると
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
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それから色々な秘密らしい
口供
(
こうきょう
)
をしたりまたわざと矛盾する口供をしたりして、予審を二三週間長引かせた。その口供が故意にしたのであったという事は、後になって分かった。
女の決闘
(新字新仮名)
/
ヘルベルト・オイレンベルク
(著)
町奉行石川土佐守殿は文治の
口供
(
こうきょう
)
ばかりではございませぬ、幾枚も一度に持参いたしますると、正面に松平右京殿その
外
(
ほか
)
公用人御着席、それより余程
下
(
さが
)
って町奉行が
組下
(
くみした
)
与力を従え
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
祐道らの
口供
(
こうきょう
)
を綜合して判断を下だすと、この事件の真相はまずは
斯
(
こ
)
う認めるのほかは無かった。
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
単に冬子の
口供
(
こうきょう
)
を
基礎
(
どだい
)
として、
其余
(
そのよ
)
は
好加減
(
いいかげん
)
の想像を
附加
(
つけくわ
)
えるだけの事である。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々