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くつわ
ふりがな文庫
“くつわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
クツワ
語句
割合
轡
90.8%
銜
2.8%
鑣
2.1%
忘八
1.4%
勒
0.7%
轡頭
0.7%
馬勒
0.7%
馬銜
0.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
轡
(逆引き)
鋼鉄のような意志の
轡
(
くつわ
)
の下に荒立ってる熱狂的な想像力、どちらも広大な——(いずれが勝つともわからない)——利己心と他愛心
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
くつわ(轡)の例文をもっと
(50作品+)
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銜
(逆引き)
正直者の御者の樊遅は、駟馬の
銜
(
くつわ
)
を執りながら、時々車上の夫子が老顔を窃み視て、傷ましい放浪の師の身の上に涙を流した。
谷崎潤一郎氏の作品
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
くつわ(銜)の例文をもっと
(4作品)
見る
鑣
(逆引き)
北の
方
(
かた
)
なる試合果てて、行けるものは皆
館
(
やかた
)
に帰れるを、ランスロットのみは影さえ見えず。帰れかしと念ずる人の
便
(
たよ
)
りは絶えて、思わぬものの
鑣
(
くつわ
)
を連ねてカメロットに入るは、見るも益なし。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くつわ(鑣)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
忘八
(逆引き)
忘八
(
くつわ
)
屋商売はしておりますが、心は
忘八
(
くつわ
)
ではないつもりの、如来衛門と申す者……難儀のお方と見たが最後、どうでもお助け致さないでは、この胸の中が納まらない変な性分の者でございます。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
くつわ(忘八)の例文をもっと
(2作品)
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勒
(逆引き)
ペルシア、ギリシア、ローマ人も馬を重用し、ギリシア人殊に善く騎り馬上の競技を好みしが、
勒
(
くつわ
)
と
韁
(
たづな
)
ありて
鐙
(
あぶみ
)
なく、裸馬や布皮
被
(
き
)
せた馬に乗った。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
紀州で今も行わるる話には、夫が画いたは
勒
(
くつわ
)
附きの馬だったが、帰って見るに勒なし、妻を責むると馬も豆食う時勒を去らにゃならぬと遣り込められたという。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
くつわ(勒)の例文をもっと
(1作品)
見る
轡頭
(逆引き)
笠
被
(
き
)
た
馬士
(
まご
)
が
轡頭
(
くつわ
)
をしっかと取って、(やあ、黒よ、観音様念じるだ。しっかりよ。)と云うのを聞いて、雲を
漕
(
こ
)
ぐ
櫂
(
かい
)
かと
危
(
あやぶ
)
む
竹杖
(
たけづえ
)
を宙に取って、
真俯伏
(
まうつぶし
)
になって
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くつわ(轡頭)の例文をもっと
(1作品)
見る
馬勒
(逆引き)
よっぽど悪戯がきいたと見え、汗ばんだ
躯
(
からだ
)
がびくびく
痙攣
(
ひきつ
)
りなかなか昂奮のおさまらぬ面持だった。
馬勒
(
くつわ
)
がとれ、
鞍
(
くら
)
もどこかへ落ちてしまっている。
蕎麦の花の頃
(新字新仮名)
/
李孝石
(著)
くつわ(馬勒)の例文をもっと
(1作品)
見る
馬銜
(逆引き)
馬銜
(
くつわ
)
の音が長い洞穴内に反響すると、博労のすぐわきの戦士の一人が、少しばかり頭を持ちあげ、太い嗄れ声で訊きました。
二つの短い話
(新字新仮名)
/
ダグラス・ハイド
、
パトリック・ケネディ
(著)
くつわ(馬銜)の例文をもっと
(1作品)
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