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くつがえ
ふりがな文庫
“くつがえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
覆
97.0%
顛覆
1.5%
傾覆
0.8%
顛
0.8%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覆
(逆引き)
鳴神
(
なるかみ
)
おどろおどろしく、はためき渡りたるその
刹那
(
せつな
)
に、
児
(
じ
)
の
初声
(
うぶこえ
)
は
挙
(
あが
)
りて、さしも
盆
(
ぼん
)
を
覆
(
くつがえ
)
さんばかりの大雨も
忽
(
たちま
)
ちにして
霽
(
は
)
れ
上
(
あが
)
りぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
くつがえ(覆)の例文をもっと
(50作品+)
見る
顛覆
(逆引き)
それを聞き捨てにして、古臭い愚痴を繰返すのは、しみじみそう感じたからばかりではない、しみじみそう感じた心持を、急に病気が来て
顛覆
(
くつがえ
)
したからである。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くつがえ(顛覆)の例文をもっと
(2作品)
見る
傾覆
(逆引き)
荒浪の上に
揉
(
も
)
まるる
棚
(
たな
)
なし
小舟
(
おぶね
)
のあわや
傾覆
(
くつがえ
)
らん風情、さすが覚悟を極めたりしもまた今さらにおもわれて、一期の大事死生の
岐路
(
ちまた
)
と八万四千の身の毛よだたせ牙
咬
(
か
)
みしめて
眼
(
まなこ
)
を
睜
(
みは
)
り
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
木の
軋
(
きし
)
る音、
復
(
もど
)
る
姿
(
さま
)
、また撓む姿、軋る音、今にも
傾覆
(
くつがえ
)
らんず様子に、あれあれ危し仕様はなきか、傾覆られては大事なり、止むる
術
(
すべ
)
もなきことか、雨さえ加わり来たりし上
周囲
(
まわり
)
に樹木もあらざれば
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
くつがえ(傾覆)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
顛
(逆引き)
可なりの根本から
顛
(
くつがえ
)
らざるを得ないわけで、従って自然科学と文化科学との区別対立も撤廃されて、問題が再び元にもどって了うか、それともこの単なる区別対立を乗り越えて
科学論
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
くつがえ(顛)の例文をもっと
(1作品)
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