“くつがえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.9%
顛覆1.6%
傾覆0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳴神おどろおどろしく、はためき渡りたるその刹那に、初声りて、さしもさんばかりの大雨もちにしてりぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
それを聞き捨てにして、古臭い愚痴を繰返すのは、しみじみそう感じたからばかりではない、しみじみそう感じた心持を、急に病気が来て顛覆したからである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
荒浪の上にまるるなし小舟のあわや傾覆らん風情、さすが覚悟を極めたりしもまた今さらにおもわれて、一期の大事死生の岐路と八万四千の身の毛よだたせ牙みしめて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
木のる音、姿、また撓む姿、軋る音、今にも傾覆らんず様子に、あれあれ危し仕様はなきか、傾覆られては大事なり、止むるもなきことか、雨さえ加わり来たりし上周囲に樹木もあらざれば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
可なりの根本かららざるを得ないわけで、従って自然科学と文化科学との区別対立も撤廃されて、問題が再び元にもどって了うか、それともこの単なる区別対立を乗り越えて
科学論 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)