“ぎせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
犠牲70.9%
擬勢14.6%
犧牲12.6%
妓生1.0%
擬製1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“ワシントン、一夜のうちに崩壊ほうかいす——白堊館最初に犠牲ぎせいとなる。危機一髪、ル大統領、身を以てのがれる。崩壊事件の真相全く不明”
擬勢ぎせいを示した。自動車は次第に動揺が烈しくなって乗込のりこみました。入江に渡した村はずれの土橋などは危なかしいものでした。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼等かれらのやうなひく階級かいきふあひだでも相互さうご交誼かうぎすこしでもやぶらないやうにするのには、其處そこにはかならそれたいして金錢きんせん若干じやくかん犧牲ぎせいきようされねばならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
倭将の一人——小西行長はずっと平壌へいじょう大同館だいどうかん妓生ぎせい桂月香けいげつこう寵愛ちょうあいしていた。桂月香は八千の妓生のうちにも並ぶもののない麗人である。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それを地上二尺位の処へ作り付けて藁の上へほかの玉子を一つ置いて遣ります。擬製ぎせいの玉子といって陶器製の玉子もそれがために出来ています。とりはそれを見ると必ずその中へ産んで外へ産みません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)