“かなどこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮名床50.0%
金床50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮名床かなどこ伝吉でんきちやつァ、ふだん浜村屋はまむらやきだのはちあたまだのと、口幅くちはばッてえことをいってやがるくせに、なんてざまなんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
おせんさん、仮名床かなどこ伝吉でんきちでござんす。浜村屋はまむらや太夫たゆうさんが、急病きゅうびょういて、なによりさきにおらせしてえと、駕籠かごばしてやってめえりやした。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
うしとらたつ、——と、きゃくのないあがりかまちにこしをかけて、ひとり十二じゅん指折ゆびおかぞえていた、仮名床かなどこ亭主ていしゅ伝吉でんきちは、いきなり、いきがつまるくらいあらッぽく
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かれは、やがて、女房にょうぼう二人ふたりで、そこそこに夕飯ゆうはんをすましました。ふたたび、仕事場しごとばにもどって、鉄槌てっついで、コツコツとあかけたてつ金床かなどこうえでたたいていました。
般若の面 (新字新仮名) / 小川未明(著)